かねろく製薬10周年記念特別講演会

かねろく製薬10周年記念特別講演会

この記事について

かねろく製薬が「EF-2001乳酸菌 ベルムア150」の販売をはじめて、2016年で丸10年。
この9月25日、仙台ガーデンパレス羽衣の間で、販売10周年を記念して「今話題の腸内細菌と乳酸菌の健康セミナー」を開催しました。遠く北海道や愛知県から参加した受講者もいて、会場は満員御礼。当日の様子をレポートします。

乳酸菌の奥深さを知る

このたびのセミナーの講師は、宮城県薬剤師会顧問の生出泉太郎先生、金沢大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー ヘルスケア医学研究室代表の只野武先生、日本ベルム株式会社常務取締役COO岩佐広行氏の3氏。「会社を創業した当初は、乳酸菌を普及したくて、製品を詰めたカートを引き全国をまわっていました。
最近、ようやく腸の健康が注目されるようになり、チャンスが到来したという感じがいたします」と語る相坂麻紗子(かねろく製薬株式会社 代表取締役)の挨拶に続き、「これからは予防医学が重要です。今日は貴重な話を持ち帰ってください」と、座長の稲川龍男株式会社メディキューブ代表取締役があいさつ。講演トップバッターの生出先生は、仙台市内で有限会社生出薬局を経営する一方、宮城県薬剤師会の顧問なども務め、薬剤師の視点から薬と健康食品の違いなどについてご講演。
つづく只野先生が、乳酸菌研究の最前線についてお話されました。そして、ラストバッターの岩佐広行氏は、日本で初めて加熱処理をした乳酸菌の研究開発をおこない、「EF-2001乳酸菌 ベルムア150」を製造している企業の立場から、製品の特徴について。それぞれに内容の濃い話で、参加した方々もメモをとるなど、熱心に耳を傾けていました。

賢い薬局利用術 ーサプリメントから処方薬までー
生出 泉太郎(生出薬局 代表取締役)

漢方薬の効き目にも影響する腸内環境

東日本大震災では、被災地に全国各地から薬剤師がかけつけました。その際、医薬品の供給等のほかに「震災後の薬剤師の仕事はトイレ掃除から」という話もでたほど、私たち薬剤師は仮設トイレの衛生管理に気をつかいました。というのも、仮設トイレが汚れていると使いたくない。
避難所ではトイレに行かないようにと水分をとりたがらない人が多いうえに、食事もかたより、運動量も減るので、腸の健康状態が低下しやすい。それを防ぐために、トイレ掃除を積極的におこなったわけです。
さて、話は変わりますが、薬は体内に吸収されると、その成分は血流にのって全身を巡ります。薬は、血液中に成分の濃度が維持されている状態で効果を発揮するものなので、たとえば1日3回、1回につき2錠飲むように指示されている場合は、1錠減らすと成分濃度に達しなくて効かなくなります。逆に、飲み過ぎると血液中の成分濃度が濃くなり過ぎて、命の危険がともなうこともあります。薬のなかでも漢方薬は、配糖体が主成分のものが多いのが特徴です。配糖体というのは、糖と糖以外の物質が結合したものの総称で、植物に含まれています。ところが、そのままの形では小腸から吸収されにくい。配糖体は、腸内細菌が多く生息する大腸でビフィズス菌や乳酸菌などによって分解され、体内に吸収されます。たとえば、鎮痛や解毒作用のある甘草は、腸内細菌が糖を食べることでグリチルリチン酸に変化して効果がでます。要するに、漢方薬の効き目は、腸内環境に影響されるのです。

がんの代替治療で自ら活用

私は、東日本大震災の翌年、食道がんで入院しました。おそらく、東日本大震災後に不規則な生活が長くつづき、免疫力が落ちてしまったことが影響したと思います。腫瘍をいくらかでも小さくしてから手術をすることになり、1か月間、抗がん剤と放射線治療を受けましたが、この間、「ベルムカイン-プレミアム」を3日で1箱あけたほど、大量の乳酸菌を飲みました。
この製品は、1包1gあたり7兆5000億個のEF-2001乳酸菌が含まれています。乳酸菌の数は「ベルムア150」より7.5倍も多い。ほかに漢方薬なども併用しましたが、驚いたことに、手術の2日前の検査で、がんが消えていたのです。  主治医に、「手術の必要ないですよね?」と聞いたところ、肺や肝臓に転移するおそれもあるから切除したほうがよいと説得され、結局、手術は受けました。手術後は高濃度ビタミンC療法を受け、乳酸菌や漢方薬などは今も飲んでいます。おかげで再発することもなく、このように元気に過ごしています。

健康維持に適した乳酸菌のお話
只野 武(金沢大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーヘルスケア医学研究室代表)

未病を防いで健康寿命をのばす

私は10年ほど前に乳酸菌の研究をはじめ、乳酸菌の可能性に魅せられて今日まで研究をつづけてきました。ただ、乳酸菌はサプリメント(健康補助食品)に分類されるので、すぐに効果がでるというものではありません。そこが薬と違う点です。
乳酸菌やビフィズス菌のような善玉菌、コエンザイムQ10など体内に元々ある成分は、加齢とともに減っていきます。また、野菜のビタミンCやEなどのビタミン類は昔に比べて含有量が減り、食事から必要量をとれなくなっているのが現実です。  健康を考えるうえでは、健康と病気のはざまにある未病の段階で体調の悪化を防ぐ。初期段階ならば、薬剤師の先生に相談してサプリメントを飲みはじめるとか、栄養士の先生に相談して食事を管理してもらうとかで何とかなります。また、それ以上進行していきますと、朝鮮人参とか甘草とか漢方薬が必要になってくる。しかし、未病が進行した段階では、免疫監視機能の低下や遺伝子の損傷といったことがおこる場合があり、これがいちばん怖いのです。  日本人の半数は未病状態にあるといわれ、世界屈指の長寿国でありながら、健康寿命は男女ともに約72歳と低めです。腸内環境をよくして、健康寿命をできるだけ平均寿命に近づけることが大切です。

ヤセ菌とデブ菌、ダイエットにも腸内細菌が影響

腸内環境は、高脂肪食、高タンパク食、食物繊維不足、精神的なストレス、不規則な生活、PM2.5などの環境汚染物質、気候・温度などで悪化します。腸内には腸内細菌がすみつき、これは善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大別されています。その総数は1000兆個にもおよび、同じ種類の腸内細菌が集まり、お花畑のように見えることから腸内フローラと呼ばれています。理想的な割合は善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7です。ただし、加齢とともに善玉菌は減り、悪玉菌が増えてしまいます。

乳酸菌やビフィズス菌、あるいは、これら腸内細菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維などを十分にとっていると、善玉菌が増えて酪酸や酢酸、乳酸、ビタミンB群などからだによい物質も増える。このような腸内環境の場合、便はほとんど臭わないか、ちょっと臭う程度です。逆に、便が臭いときは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスがくずれて腸内フローラが乱れ、腸内環境が悪い。腸内では硫化水素やアンモニア、コレステロール代謝物などが増えていると考えられます。その結果、高血圧、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病、肌荒れや吹き出物、便秘、下痢、大腸がん、疲労などに加え、最近では脳の機能にも影響し、認知症、うつ、不安なども誘発することがわかってきました。じつは、「脳腸相関」といって、脳と腸はつながっているのです。

また、腸内細菌はダイエットにも影響します。「ヤセ菌」と呼ばれるバクテロイデス菌のグループは、短鎖脂肪酸を産生して、脂肪の吸収を抑えたり分解をうながしたりするほか、筋肉中に脂肪を取り込み、基礎代謝を上げます。基礎代謝が上がるということは、座った状態でも脂肪が燃焼しやすい。これとは逆に、「デブ菌」と呼ばれるファーミキューテス菌のグループは、食べたものを分解・吸収させるはたらきがあります。つまり、ファーミキューテス菌が増えすぎると太りやすくなる。この菌を減らすには食事量を減らすとよいのですが、乳酸菌や納豆菌などをとり、バクテロイデス菌のグループを増やすことも心がけるとよいでしょう。

マウスでは、EF-2001乳酸菌に有効性が!?

ヨーグルトを食べているから乳酸菌は十分にとれている、と思うかもしれませんが、それは甘い!! ヨーグルトで乳酸菌の効果を期待するなら、1〜2パックも食べなければいけません。北海道のある大学の先生が、1年間、毎日、ヨーグルトを1パック食べたけど効果がなかったという報告もあります。 ところで、病原菌や薬の成分などは小腸から体内に入ります。病原菌が小腸から入ると、IgAという抗体が産生されて病原菌をやっつけます。なぜなら、からだには外敵や異物を攻撃する免疫機能が備わっているからです。

このIgA抗体は、小腸のパイエル板と呼ばれる部分でつくられますが、加齢とともにパイエル板の機能は低下するため、病原菌やがん細胞に対する防御力も低下して、がんにもかかりやすくなります。ところがマウスの実験では、EF-2001乳酸菌はIgA抗体を増加させることがわかりました。要するに免疫力が高くなるわけです。 また、マウスの実験では腸のぜんどう運動が改善され、便秘に有効である可能性が見えてきました。さらに、炎症性サイトカイン(炎症をおこす物質)のインターロイキン-2(IL-2)の産生を抑え、免疫細胞を活性化させるインターフェロン-ガンマ(INF-γ)の産生が増加したことから、病原菌の侵入を防ぐほか、がんの発症を防御する可能性が示唆されました。

これだけではありません。肝炎を誘発させたマウスにEF-2001乳酸菌を投与すると、炎症マーカーが低下します。これは、肝機能改善の有効性を示唆するものです。 患者数の増加が問題になっている潰瘍性大腸炎も、モデルマウスに3週間投与すると、下痢も血便も抑えられ、改善効果が見られました。これは、先ほどお話したIL-2のほか、IL-6とTNF-α(ティー・エヌ・エフ・アルファ)などの炎症性サイトカインの産生を抑制することで改善したと結論づけられます。  また、腸管のはたらきがおかしくなってくると、うつ、不安がおこる可能性が90%、その逆は10%といわれています。そこで、記憶障害を誘発させたマウスにEF-2001乳酸菌を5週間、口から摂取させたところ、記憶力が戻ってきて、不安も減った。つまり腸内環境が整ったことで脳機能も改善し、記憶障害に有効であったと推察できます。

EF-2001乳酸菌ベルムア150を人で検証すると……

さて、次はEF-2001にオリゴ糖とパントテン酸カルシウムを混合した「ベルムア150」についてのヒトによる検証報告です。この製品に使用しているオリゴ糖は、食物繊維の分解によって得られるセロオリゴ糖です。セロオリゴ糖は、便秘の人がとると善玉菌が増え、悪玉菌が減少することが知られています。また、ラットによる実験では、体脂肪率、中性脂肪、総コレステロールの低下が確認されています。一方のパントテン酸カルシウムは、試験管内で培養すると乳酸菌が増殖することが報告されています。
私たちの研究では、これらの成分を含む「ベルムア150」を、健康な男女115名に、朝晩3か月間飲んでいただきました。開始から1か月目の疫学的調査では「きわめて有用」、「有用」および「やや有用」と答えた方は82%、3か月後には87%。風邪にかからなくなった、便通が改善した、便の回数が増えたといった改善が見られました。

ところで、私たちの研究室では、「ベルムア150」と加賀野菜の金時草(きんじそう)を混合したサプリメントを糖尿病のマウスに食べさせる実験もおこないました。すると、血糖値の急激な上昇が抑えられた。それぞれを単独で食べさせたときには、それほど下がらないのに、混合サプリでは下がる。その理由はただ今研究中ですが、血糖値の高い人に、1日2回、2か月間飲んでもらったところ、血糖値の高さを示すHbA1C(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)が1か月後に0.39%、2か月後に0.36%下がり、血糖値はそれぞれ28%、および80%の低下を示しました。糖尿病は認知症の一因にもなるといわれていますから、研究を進めていきたいと思っています。

最新のニュースとしてはほかに、EF-2001乳酸菌ベルムア150が、ドライマウスに有効である可能性が、鶴見大学歯学部の斎藤一郎教授によって指摘されています。動物実験では、常在菌の一種のカンジダ菌を抑えることがわかっていますから、今後に期待したいところです。
さて、こうして乳酸菌のお話をしてきましたが、EF-2001乳酸菌に関しては、学会発表が9報、論文が4報あります。世の中には様々な健康食品が出回っており、それらを上手に活用していくには、学術論文があるかどうかが購入時の選択ポイントだと思います。そのうえで、自分に適したサプリメントを見つける。しかし、健康の基本は、バランスのよい食事と十分な休養と適度な運動だということを、皆さん、お忘れにならないように。

世界で唯一1g 7兆5千億 乳酸菌の力
岩佐 広行(日本ベルム常務取締役 COO)

100年前は生きている乳酸菌がよいといわれたが……

腸内には、1000兆個の腸内細菌がいると考えられています。5〜6年前までは100兆個、100種類といわれていたのですが、いまでは1万7000〜3万種類いることがわかってきました。よく腸内細菌のバランスが大事ですといわれますが、どっちつかずの日和見菌は時々いいことをする、時々悪いことをする菌で、これが腸内細菌のほとんどを占めています。そして、本日のテーマの乳酸菌は、いいことをする善玉菌です。対する悪玉菌は大腸菌、ウエルシュ菌などで腐敗臭を出します。しかし、最新の研究では悪玉菌と思われていた菌が、たとえばがんを防いでいたなど、からだによいはたらきをするので、最近は善玉、悪玉とはいわなくなってきました。次に、乳酸菌の歴史を見てみましょう。19世紀後半から20世紀初頭に活躍したメチニコフ博士というロシアの学者がいました。この方は、白血球のはたらきを発見してノーベル賞を受賞しましたが、世界で最初に腸内細菌の重要性に気づき、乳酸菌の研究をはじめました。  一般的に使われている代表的なヨーグルトの乳酸菌は、ブルガリクス菌とサーモフィラス菌で、世界的にこの2種類が普及しています。乳酸菌の数は、1パックあたりだいたい10億個くらいです。しかし、この程度の数ではそんなに効果がでない。というのも、腸内細菌の数は約1000兆個くらいですから、生きたままヨーグルトの乳酸菌がおなかに届いたとしても、全体の100万分の1しか乳酸菌は増えない。しかも、届いた乳酸菌の100万倍の数の腸内細菌が待ちかまえているところへ入っていく。腸内細菌は勢力争いをして共食いをするので、生きたビフィズス菌が多少入ったくらいでは、多勢に無勢でやっつけられてしまいます。  メチニコフ博士は、ヨーグルトをたくさん食べて乳酸菌を増やせば、腸内の悪い菌をやっつけてくれるだろうと考えました。長寿の人が多いブルガリアのある村で、ヨーグルトが日常的に食べられていたからです。でも、じつはその村の人たちは、ヨーグルトを加熱調理した料理にも使っていた。ところが、メチニコフ博士は、なぜか生きた乳酸菌にこだわった。これを受けて、ヨーロッパでは一時期、ヨーグルトがもてはやされました。しかし、その後の研究で、ヨーグルトの乳酸菌は生きたまま腸に届かないということがわかり、そのブームも去ってしまいました。ところが最近、再びヨーグルトが注目されるようになってきた。それは、死んだ乳酸菌に効果があることがわかってきたからです。

乳酸菌は免疫力を調整する

乳酸菌は、小腸では免疫力を高めてくれる、つまり、からだの戦う力を強めてくれます。さらに、1兆個、2兆個という数でとれば、大腸では腸内細菌のエサになってくれます。ただし、生きている菌より死んでいる菌のほうがよいのではないかという研究論文が、最近、各国からでてくるようになり、生きたままたくさんとると、からだに弊害がでることもわかってきました。
免疫力は高ければよいというものではなく、高すぎるとアレルギーや花粉症、膠原病(こうげんびょう)、リウマチなどの自己免疫疾患になりやすい。逆に免疫力が低すぎると、がんなどの病気にかかりやすい。要するに、免疫力は強すぎても弱すぎてもダメなのです。じゃあ、乳酸菌はとらないほうがよいのでは?と思うかもしれませんが、乳酸菌は、免疫力を正しく調整してくれるものだと思ってください。

我々が見つけたEF-2001乳酸菌は、ヨーグルトに入っているビフィズス菌やラクトバチルス菌よりも免疫を調整するはたらきが高いのが特徴です。品質管理もヨーグルトをつくるときに使われる乳酸菌とはちがいます。たとえば、ヨーグルトをつくるときの種菌は、どこのメーカーもたいがいヨーロッパのある企業から購入して使っています。これは、たいへん安い。しかし、EF-2001乳酸菌は我々の工場だけでしか管理していません。培養するときも、たくさんの菌のなかから、しっかりとはたらく菌だけを選び、素材からつくる。ほかでは真似のできない専用の培地を使っており、我々の技術では1gあたり7兆5000億個の菌をつくれるのです。

さらに、乳酸菌の有効成分だけをとりだせます。はじめから加熱殺菌していますので、熱にも強いし、品質も安定している。料理に混ぜても使えますし、食材の味に影響しない。また、免疫力にどれだけ力があるかということで毎回調べ、しっかりと力のあるものを商品にしています。一方で、EF-2001乳酸菌の効果を検証する研究もずっとつづけてきました。たとえば、アトピー性皮膚炎などアレルギーの研究では、EF-2001乳酸菌をマウスに食べさせると、炎症で腫れあがっていた部分がもとに戻る。
誰もがもっているカンジダ菌は、普通は悪さをしませんが、免疫力が落ちたり、ホルモンバランスの影響などで悪さをしはじめます。たとえば、免疫力が落ちて口の中にいる口腔カンジダ菌が増えると、口臭が強くなったりする。そのような状態のとき、EF-2001乳酸菌を飲むと、舌に生える白いコケもなくなり、口臭も消える事例が報告されています。

また、高齢になると自己免疫疾患で水疱症が現れやすいのですが、EF-2001乳酸菌をとっていて、きれいに消えてきたという事例があります。アトピーがひどい赤ちゃんに、ご両親のご協力のもと、EF-2001乳酸菌を飲んでもらったところ、1か月ほどできれいになった事例もあります。このように、ヒトでの効果も検証しながら、しっかりと品質管理と研究をおこない、みなさまの元にお届けしているのがEF-2001乳酸菌なのです。
しかし、EF-2001乳酸菌だけをとっていれば腸内環境がよくなるかというと、そんなことはありません。腸の健康には食物繊維もいい。食物繊維は、野菜などに多い不溶性食物繊維と海藻やきのこなどに多い水溶性食物繊維に分類されます。便秘のときはこの両方をとったほうがよいといわれ、便の量を増やしたいときは、腸内でふくらんでくれる不溶性食物繊維、便が固いときは、やわらかくしてくれる水溶性食物繊維をとる。日頃から栄養バランスのよい食生活を心がけたうえで、乳酸菌の力を借りましょう。

かねろく製薬10周年記念特別講演会